自分の画才の無さに嘆くここ数年。
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ろくなこと書いてないです
その日,唐突にその怪物と出合った。
家の中で。
その怪物は,いつでも我々の傍らで,その牙を隠して,我々の体を助けるフリをしている。
早いうちなら,彼らの牙は,我々には通じないのだ。
ただ,彼らから少しでも目を離すと,彼らは牙を研ぎ,その鋭い牙を我々の体の奥から,食い込ませてくる。
そう,彼らは白い悪魔―
私は,あまりにも油断していた。
彼らが,たったの一週間足らずでその牙の鋭さを,私の体に突きたてるほどのものにしているとは,思ってさえいなかったのだ。
私は,家に帰って,手を洗い,うがいをした・・・。
風邪など,自己管理も出来ない愚か者か,ただ本当に体の弱い人間しか引かないものだ。
私は,そのどちらでもない・・・だから,検査も毎年欠かさず行い,食事にも気を配り,こまめな手洗いうがいも,欠かさない。
荷を降ろし,狭い一人暮らしの“家”の隅っこの,引きっぱなしの布団に荷物をぶん投げる。
金もない一人暮らしにとって,週末に布団を干すとき以外は,布団はソファ・・・つまり物置の変わりも果たす。
・・・ただ,寝るときはちゃんと荷物の整理をしないと寝る場所がなくなってしまうのだが。
とりあえず,安物の小さな洗濯機に洗い物を放り込み,シャワーで体を洗う。
体を清潔にし,取りあえず夕飯を取ることにする。
・・・といっても,帰りはあまりにも遅かった。
早めに寝ようと,極簡単な飯にすることにする。
そうだ,卵飯にでもしよう・・・。確か,新しい卵を買ったばかりだ,生で食ってもまだいけるはず。
小さなオンボロの冷蔵庫を開け,卵を確認・・・。
と,そこで,何かに気付いた。
そう,これまで忘れていた存在。
「怪物」だ。
その,長方形に屋根のついた,白い悪魔の姿を確認する。
日付は三日前・・・。
においも・・・まだいけそうだ。
私は栄養価の低い低脂肪のものは口にしない。
“怪物”は,早めに飲めば,実にいい栄養源になるのだ―
・・・だが,三日だ。
三日・・・。
先週,友人も怪物にやられ,鎮痛剤でごまかしながら,仕事をこなす羽目になっていた。
あのような馬鹿な姿を同僚に晒すわけにはならない・・・。
ちょくちょく体の膿・・・というほどでもないが・・・とりあえず原因を“出し”に行くたび,彼は笑われていた。
あのような恥ずかしい姿は晒したくない―
しかし,待て。
彼の話によると,怪物が彼の体に損害を与えるほどの力を持つまで,日付より一ヶ月・・・。
しかも,においは少し酸っぱかったと言っていた筈。
それらの状況から判断して・・・。
また,私の,健全な身体の状況から考えて・・・。
私は,ある1つの結果を見出した。
そして,私は今,ここにいる。
同僚の嘲りとも,同情とも思える視線を背に,私は,この場所に来ざるを得なかった。
そう,白い悪魔は,私にその毒牙を剥いたのだ。
-自信の愚かさと,憎しみを込めて,腹部に力を入れ,毒素を出そうとする。
・・・そう,白い悪魔・・・
我々の日常の中で,我々の体を八つ裂きにせんと,虎視眈々とその牙を研ぐ怪物・・・!
その名は・・・
牛乳・・・!
家の中で。
その怪物は,いつでも我々の傍らで,その牙を隠して,我々の体を助けるフリをしている。
早いうちなら,彼らの牙は,我々には通じないのだ。
ただ,彼らから少しでも目を離すと,彼らは牙を研ぎ,その鋭い牙を我々の体の奥から,食い込ませてくる。
そう,彼らは白い悪魔―
私は,あまりにも油断していた。
彼らが,たったの一週間足らずでその牙の鋭さを,私の体に突きたてるほどのものにしているとは,思ってさえいなかったのだ。
私は,家に帰って,手を洗い,うがいをした・・・。
風邪など,自己管理も出来ない愚か者か,ただ本当に体の弱い人間しか引かないものだ。
私は,そのどちらでもない・・・だから,検査も毎年欠かさず行い,食事にも気を配り,こまめな手洗いうがいも,欠かさない。
荷を降ろし,狭い一人暮らしの“家”の隅っこの,引きっぱなしの布団に荷物をぶん投げる。
金もない一人暮らしにとって,週末に布団を干すとき以外は,布団はソファ・・・つまり物置の変わりも果たす。
・・・ただ,寝るときはちゃんと荷物の整理をしないと寝る場所がなくなってしまうのだが。
とりあえず,安物の小さな洗濯機に洗い物を放り込み,シャワーで体を洗う。
体を清潔にし,取りあえず夕飯を取ることにする。
・・・といっても,帰りはあまりにも遅かった。
早めに寝ようと,極簡単な飯にすることにする。
そうだ,卵飯にでもしよう・・・。確か,新しい卵を買ったばかりだ,生で食ってもまだいけるはず。
小さなオンボロの冷蔵庫を開け,卵を確認・・・。
と,そこで,何かに気付いた。
そう,これまで忘れていた存在。
「怪物」だ。
その,長方形に屋根のついた,白い悪魔の姿を確認する。
日付は三日前・・・。
においも・・・まだいけそうだ。
私は栄養価の低い低脂肪のものは口にしない。
“怪物”は,早めに飲めば,実にいい栄養源になるのだ―
・・・だが,三日だ。
三日・・・。
先週,友人も怪物にやられ,鎮痛剤でごまかしながら,仕事をこなす羽目になっていた。
あのような馬鹿な姿を同僚に晒すわけにはならない・・・。
ちょくちょく体の膿・・・というほどでもないが・・・とりあえず原因を“出し”に行くたび,彼は笑われていた。
あのような恥ずかしい姿は晒したくない―
しかし,待て。
彼の話によると,怪物が彼の体に損害を与えるほどの力を持つまで,日付より一ヶ月・・・。
しかも,においは少し酸っぱかったと言っていた筈。
それらの状況から判断して・・・。
また,私の,健全な身体の状況から考えて・・・。
私は,ある1つの結果を見出した。
そして,私は今,ここにいる。
同僚の嘲りとも,同情とも思える視線を背に,私は,この場所に来ざるを得なかった。
そう,白い悪魔は,私にその毒牙を剥いたのだ。
-自信の愚かさと,憎しみを込めて,腹部に力を入れ,毒素を出そうとする。
・・・そう,白い悪魔・・・
我々の日常の中で,我々の体を八つ裂きにせんと,虎視眈々とその牙を研ぐ怪物・・・!
その名は・・・
牛乳・・・!
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